[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。
白紙のヘッダー
トップ
原動機
エンジンモータ
魚雷の起動
分類
結論
魚雷の迷宮
制御系
写真資料
参考文献
更新履歴
酸素魚雷
原動機
蒸気機関_1
蒸気機関_2
ガソリン機関
ブレイトン機関
単動機関複動機関
多段膨張機関
首振り機関
単動機関複動機関
補足 1. 単動機関と往復動機関
シリンダ内で、蒸気や燃焼ガスの圧力をピストンで受け止め、それをクランク機構によって回
転動力に変換する、というのがいわゆるレシプロ機関であるが、蒸気圧や燃焼ガス圧をピス
トンの片側で受け止めるのが、『単動機関』、ピストンの両側で受け止めるのが『往復動機
関(複動機関)』である。
※ 単動機関はピストンの片側で圧力を受ける
【単動機関】
【往復動機関】
単気筒の4サイクルガソリンエンジンでは、燃焼(膨張)行程は、クランク軸2回転に1回
なので、720度に1回である。このため、クランク軸の回転はギクシャクしたものとなる。そこ
で回転を安定させるため、大型のフライホィールが必要となる。
一方、単気筒の往複動式蒸気機関では、膨張行程はクランク軸1回転で2回なので、1
80度に1回である。このため、クランク軸の回転はなだらかであり、フライホィールも小型で
済む。つまり、往復動式蒸気機関は、実質、2気筒の単動蒸気機関と同等の作動特性
を持っている、ということである。
省スペース化を実現できる往復動機関であるが、レシプロ式のガソリンエンジンやディーゼル
エンジンでは、蒸気に比べt燃焼ガスの圧力が高いため、ピストンをコンロッドを接続するクロ
スヘッド部分の密閉構造が実現困難である。この結果、実用例は皆無である。
ちなみに、本稿のテーマである魚雷では、
・ 星型4気筒単動蒸気圧モータ:四四式魚雷,六年式魚雷,八年式魚雷
・ 単気筒往復動蒸気圧モータ×2:八九式魚雷,九○式魚雷,九三式魚雷,九五式魚雷
・ 星型8気筒単動蒸気圧モータ:九一式魚雷
となっている。
【 九三式魚雷 後部断面 】
←BACK
HEAD
NEXT→