酸素魚雷

魚雷の制御









  
  8. 魚雷の自動制御

  魚雷は、基本的に発射した方向に向かって直進するが、遠方の目標を攻撃する場合には、
 海流、他の艦船の航行波などの外乱の影響を受けるため、発射方向に向かって直進すると
  は限らない。

  また、戦艦、巡洋艦、商船など艦船のサイズによって喫水の深さが異なるうえ、舷側部には
  装甲板で防御されているため、なるべく喫水線下の部分に命中させる方が好ましい。
  そこで魚雷の深度を目標によって調整する訳であるが、あまり深く設定すると、艦底部を通
  過してしまう。

  電子技術が発展した現代であれば、深度センサやレーザ―ジャイロの信号データを電子制
  御装置で演算し、適正な制御信号によって、アクチュエータを動かして、魚雷の方向を補正
  することができる。

  第二次大戦後電子技術が飛躍的に進歩するまでの間、ホワイトヘッドの発明から酸素魚雷
  に至るまで、機械式の自動制御装置が使われていた。

  本節では、ロストテクノロジーとなった機械式自動制御の概略について、説明する。



    8.1  深度調整機構


    8.2  方向制御機構





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